リストラティブヨガの特徴

リストラティブヨガは、「プロップス」(補助道具)に身体を「ゆだねる」てポーズを行うヨガです。目を閉じて数分間という長い間じっとポーズをホールドしながら心身を深くリラックスさせ、心地良さを優先し、積極的なリラクゼーションを行います。 背骨や内臓に対し、プロップスを使いながら適度な前屈や圧迫のポーズと解放を繰り返すことで、血流を促進させます。リストラティブヨガの「リストラティブ(restorative)」とは、英語で回復や修復を意味します。

リストラティブヨガで使用されるプロップス

ボルスター:円柱、または長方形のクッションや枕のような形で、柔らかく体を支えてくれます。
ブランケット:柔らかな肌触りの毛布です。折りたたんで体の下に敷くことで、負荷がかかるのをやわらげることができます。
サンドバッグ:数kgの重さがあるため、体にのせて使うことでポーズをとる際に、支えとして安定をもたらしてくれます。
ヨガストラップ:手足の支えとすることで、負荷がかかりすぎることなく安定的にポーズをとることができます。タオルなどでも代用可能です。

こうしたプロップスで体を安定させることで、ポーズを長く保つことが容易になります。リストラティブヨガのポーズは、ほぼ横になって行うものが多く、1ポーズにつき約20分など、長い時間をかけてホールドします。全身の疲労回復はもちろん、精神の不調も回復する、常に心地良さが最優先されるヨガです。

リストラティブヨガの効果とメリット
リストラティブヨガは、ポーズを長い時間ホールドさせることで、ストレスを軽減し、健康を促進させます。そのリラックス効果から、セラピー療法として取り入れられることもあります。
慢性的なストレスや内臓の緊張を、元の健康な状態に導き、同時に脳の動きを沈静化し、完全なリラクゼーションを作り出します。 プロップスを積極的に使うことにより、完全なリラックス状態を作り、効果的に内臓を刺激します。深い休息は筋肉を伸ばし、心拍数や血圧を低下させ、体のコリや歪みも軽減します。 リストラティブヨガでは、伸び・圧迫・ねじりといったポーズを行うことで、関節の歪みが解消されて背筋が伸びていきます。ヨガのあとは、姿勢が良くなったという声も多く聞かれます。
また、ポーズを保持した状態でゆっくりと呼吸を行うことにより、精神を深く安定させることができます。 体がリラックスすることで脳は瞑想状態となり、自分自身の内面に意識が向かうことでネガティブな感情から解き放たれるといった効果も期待できます。 寝るまえにリストラティブヨガを行うと、緊張した体がリラックスし、自律神経のバランスが保たれるため、安眠にも効果があるとされています。

リストラティブヨガが向いている人
リストラティブヨガは、横になったまま、体に負荷をかけることなく行うことができるヨガです。そのため、妊婦やシニア世代も安心して取り組むことができます。 関節を効果的に緩ませ、背骨を伸ばし体のバランスを整えますので、手術後のリハビリや慢性的な腰痛の緩和にも効果が期待できます。 ストレス緩和や女性特有の不調改善にも効果があるといわれており、なんとなく調子が悪いという更年期障害の方や、慢性的な生理前の不調を抱える方にも試してほしいヨガです。
現代人にとって需要の高いリストラティブヨガ セラピーとしても活用されているリストラティブヨガは、疲れの溜まりがちな現代人にとって必要性の高いヨガといえるのかもしれません。 プロップスは家にある物でも代用可能なので、休日や寝るまえにも手軽に取り入れたいヨガです。 積極的なリラクゼーションともいわれるこのヨガで、がんばりすぎている体や心を休ませて、日頃の疲れを解消してみてはいかがでしょうか。